序論 (層アトラス)
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序論 (層アトラス)

2018年05月01日(火)10:42 PM

●解剖の世界へのご案内
いよいよ当サイトの主目的である、解剖学を学習していきます。
顔の解剖を知ることは、顔の内部構造を知ることです。
解剖学は複雑で専門用語は退屈でしょうが、これを読み終える頃には、必ず外科医の観察力が身に付けます。最後まで頑張ってください。

まず名称から慣れ親しんでください。次におおよその場所や機能を覚えます。最後に詳しい配置を覚えます。

顔は骨と筋と脂肪と皮膚から成ります。筋の表面のわずかな隙間をぬうように、ヒモ構造(動脈A、静脈V、神経N)が通ります。

大工さんになったつもりで、まず柱を立てて、肉付けをします。
※建物は動かないので例えにくいです。
筋肉とは骨と別の骨をつないでいます。これが収縮することで動きます。

まず顔面骨(特に上下の顎骨)の形状を覚え、次に咀嚼(そしゃく)筋の配置を覚えます。
※咀嚼筋とは噛むための筋肉で、頭部にある中でも最大級の大きさと強さを持ちます。

 

 

・構造物と層(レイヤー)
 人間の顔はミルフィーユのように「層」構造になっています。地層のように、深くなるにつれ、微妙に色や硬さ(繊維の密度)が変化していくので、見慣れれば区別できるようになります。

皮膚>皮下脂肪>膜の袋(脂肪や腺)>筋膜(浅深)、筋肉>骨膜、骨
 ※fat=脂肪、fasciaやSMAS≒筋膜
 深さは  深層⇔浅層  表面⇔奥  外表側⇔口腔側  のように表現します。
 下顎骨の内側には口腔という空洞があり、骨の内外に肉(組織)がついています。「骨の表側」=外表側、頬側、浅層といえます。「骨の裏側」=口腔側、深層といえます。

 


以下に顔面を表面から層の順序に沿って剥ぎ取っていく様子、あるいは順番にスライスしていく様子をお見せします。

実際に皮を1枚づつめくっていく、解剖実習をイメージしてご覧ください。
(出典:「グラフィックフェイス」Ralf J.Randlanski)

●正面(浅層から深層へ)

●側面(浅層から深層へ)

●咀嚼系の筋骨格

●口蓋周辺の断面

 



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