症例3 頬骨~頬骨弓削り(zygomatic arch reduction)
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症例3 頬骨~頬骨弓削り(zygomatic arch reduction)

2018年03月21日(水)7:59 PM
■手術記録■
●症例番号:1   頬骨~頬骨弓削り(zygomatic arch reduction) (2017年  2月 19 日) 1_20180302162153edd.jpg
●アセスメント ・頬骨の突出~頬骨弓にかけての輪郭が発達している ・頬筋もよく発達している
●術中所見 頬骨アーチを触れながら耳前部(上方)にマーキング。 外表耳前部からと口腔内C3-5の前庭部からアプローチし、剥離スペースを連続させて、頬骨皮質骨全体をreductionの方針。 皮切部、粘膜切開部(口腔内)に1%xyにてhydrodissection。 IMG_0304_.jpg 耳介前縁(右側、上方)を皮膚切開して、zygomatic arch にアプローチ。最短で骨膜下へ向かい、縫合線より手前で軟部組織を起こしていくことで、顔面神経を温存した。 2_.jpg 頬骨骨面の露出 3_20180303124214212.jpg 鼻側へ頬骨のカーブに沿ってエレバトリウム、メッツェンにて剥離を進めていく。 咬筋付着部は繊維が硬い。 IMG_0309_20180303125916c57.jpg 口腔側アプローチ(右側)。歯槽骨を擦りながら上顎骨の骨膜を剥離していく。眼窩下孔を避けるよう左へ逸れて、上顎骨~頬骨buttressの立ち上がりに沿って剥離を進める。口腔内付近は比較的、組織がlooseである。 IMG_0312.jpg IMG_0314.jpg 剥離をすすめると、頬骨buttress下縁に咬筋の付着部(前縁)が確認できる。展開の妨げとなる場合、最小限に切離する。 IMG_0317.jpg 口腔内側から歯槽骨~頬骨のbuttressにかけて、ストライカー大丸(6mm径)にて切削していく。天井の軟部組織はスプーンリトラクターにて挙上している。 IMG_0318.jpg 膨らんだ骨面を切削し、平面化させていく。視野が開けるにつれ、奥も切削し、耳前部からの切削面と連続させていく。 IMG_0321.jpg 耳前部からの頬骨面の視野。アーチの外板を削って薄くする。頬骨突起付近のやや膨隆している部位を切削していく。 IMG_0324.jpg 頬骨骨面はより平面化された。
1_20180302162153edd.jpg 2_20180302162344f0b.jpg
●頭部レントゲン 3_20180302162400237.jpg
■麻酔記録■
①身長 162 cm、体重 58 kg 基礎疾患  特になし 血圧  120/75 術式  頬骨削り(頬骨突起~頬骨弓) ASA(全身リスク) : 1 ②麻酔法  全身麻酔、経鼻挿管  Mallanpati score :1  チューブ頭頂部固定  GOS(吸入麻酔sevoflurane) sevo 2.0~2.5%  胃管、尿管 を挿入 ③導入 10:50 プロポフォール 120mg エスラックス 50mg ドロレプタン 1.0cc セファゾリン 1000mg ※下鼻道がやや狭小であったが、6.0mm径RAEチューブにて出血なく通過した。 導入後に、一時、sBP85となったが、昇圧にて安定。両肺とも含気良好。 ④術中vital管理 1回換気量  cc sevoflurane  1.8~2.5 % ネオシネジン 0.1mg×4 エスラックス +1.0mg アドナ 1A セファゾリン 1000mg sBP90台にて、sevo1.8%に落としたところ、軽度バッキングあり。sevo 2.0%と機会昇圧にて循環管理した。 ⑤抜管  16:00 IN(輸液):  4000cc OUT(尿量):  2500cc 手術時間: 4:30 出血量:  80cc ⑥術後管理 Aldred score9 覚醒 20 分 #.PONV(嘔気)に対し プリンペラン1A、ドロレプタン0.5を追加 #.術後鎮痛に対し アセリオ  1000mg ボルタレン坐薬 50mg ロキソプロフェン 60mg 17:20 飲水   18:00 トイレ歩行 ・追加処方 疼痛に対し ロキソプロフェン60mg 内服 不眠に対しマイスリー 5mg 内服 術後血圧 110/75 にて安定 入院: 2泊 予定通り退院した。


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