症例15 フェイスリフト
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症例15 フェイスリフト

2018年11月13日(火)9:49 AM

(術前)

 

フェイスラインに沿って辿ると、タルミが確認されます。「口角のしわ」と重なる、いわゆる「ブルドッグしわ」です。

フェイスリフトでは耳の前を切って引き上げ固定します。引き上げる重心は、「耳垂(耳たぶ)」です。

シミュレーションでは、耳垂に人さし指を当てて、3cm挙上します。

 


 

(術中)

全身麻酔にて行います。 

※経口挿管でも構いませんが、経鼻挿管では、より頭位変換や対称性を確認しやすいです。  

 

フェイスラインにタルミが見られます。タルミの50%は皮膚の余り(タルミ)、50%は皮下脂肪です。

この余剰な皮膚と皮下脂肪を除去(リダクション)するのが、フェイスリフトです。

※タルミ取り術はほぼすべて、皮膚と皮下脂肪の除去を行うものです。

 

左側の脂肪吸引後。皮下脂肪の分だけ、フェイスラインがすっきりしました。

 

右側も脂肪吸引します。

 

顎下も脂肪吸引の分だけ、萎んだようになっています。

フェイスライン(輪郭部、周辺部 peripheral  area)に関しては、皮下脂肪のボリュームがない方が引き上がって若く見えます。

顔の中央部(center  area)は逆に、ボリュームがある方が引き上がって若く見えます。

 

ですから、若返りでは以下の方法が治療になります。

顔の中心部(額、頬骨、頬骨下、こめかみ)→ ヒアルロン酸、自己脂肪などを注入する

顔の周辺部(フェイスライン、顎下、耳垂周囲) → 皮膚の切除(フェイスリフト)、脂肪吸引

 


 

耳前~耳垂の曲線に沿って切開し、皮下を剥離します。点線部までの皮膚を剥離、切除します。

 


 

剥離はSMASの浅層(およびその深層)にて行います。SMASとは顔面の浅筋膜のことで、フェイスリフトではこれを引き上げ固定します。

皮膚>皮下脂肪>SMAS(浅筋膜)>耳下腺(浅葉)>顔面神経>耳下腺(深葉)

という層序(層構造)になっています。

 

 

マーキングの部分のSMASを切除して授動します(SMASectomy)。

 

 

切除したところ(SMASectomy)。

 

SMASを吊り上げ固定したところ。

 

吊り上げた分、皮膚が余って見えています。

 

 

左側も剥離してSMASectomyします。

※高齢者では組織が薄く、可動性がありますので、SMASectomyは必ずしも必要ありません。

 

吊り上げた分、皮膚が余って見えます。


 

余った皮膚を切除し、縫合します。


 

余った皮膚を切除します。


 

切除した左右の皮膚。

耳垂(耳たぶ)を中心として切除することが分かります。


(翌日)

翌日ですが、ドレーンを入れていたため、腫れ・内出血が軽度です。

皮膚も取り過ぎると、皮膚の緊張(つっぱり感)が強くなります。

 

 


(1週間後)

 



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