翼状突起と翼口蓋窩(PPF)
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翼状突起と翼口蓋窩(PPF)

2018年04月30日(月)4:21 PM

●蝶形骨とは
蝶形骨(sphenoid bone)とは頭骨の中央に位置する、頭部解剖にとって「要」となる骨です。蝶が羽を広げているような形に見えることからこの名がつきました。




頭蓋底の中央部を形成しており、上方は頭蓋内の床面の一部であり、下方は頭蓋外の鼻腔・咽頭の天井部分の突出となっています。
蝶に見立てると、「大翼」と「小翼」は大脳側に面した翼であり、また下方へは「翼突板」という突出(鼻咽腔の外側)を持っています。

「大翼」は両側に広がる部分で、これに前方の眼窩面と上方の大脳面と外下方の側頭面の3面があります。
根部には3つの孔があって、即ち正円孔、卵円孔と棘孔です。
「小翼」は体の前上部から両側に広がる部分で、基部は視神経管で前後に貫かれ、小翼と大翼の間には細長い上眼窩裂があります。



●翼突(翼状突起、Pterygoid Process)とは

蝶形骨の下方への突出部であり、頭蓋底から下顎骨をつり下げるように連結している、内側の咀嚼筋の付着部です。
下顎骨は顎関節(TMJ)にて、頭蓋底と蝶つがいに連結していますが、これらを閉口するための筋肉群が、咀嚼筋(閉口筋)です。
※開口するための筋肉群は舌骨上筋群。舌骨とその上方の骨(下顎骨、頭蓋底)とを連結します。

咀嚼筋は4つありますが、下顎骨の内外に2つづつあります。
①外側… 咬筋、側頭筋
※外側にある筋は、噛みしめた時に膨らみを触知できます。「咬筋」はエラの膨らみとして、「側頭筋」はこめかみの膨らみとして触れることができます。
「こめかみ(側頭部)」とは、「米噛み」に由来し、文字通り咀嚼筋の一つであることが分かります。
②内側… 内側翼突筋、外側翼突筋(上頭・下頭)

翼突には外板と内板の2枚の突出があります。外板から外側翼突筋が、内板から内側翼突筋が付着しています。
外側翼突筋(上頭)… 外板の基部(蝶形骨大翼の側面下面)と顎関節周囲とを連結する
外側翼突筋(下頭)… 外板(先端)と顎関節周囲とを連結する
内側翼突筋… 内板と下顎骨の角部やや内側とを結ぶ
※咀嚼筋はV3(下顎神経)の支配



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