頤(オトガイ)削り chinoplasty 症例9
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頤(オトガイ)削り chinoplasty 症例9

2018年08月12日(日)3:29 PM

 

エラ(角部)もオトガイも下顎骨の一部です。エラ削りもオトガイ削りも「下顎骨(の下縁)削り」の一部です。

頤オトガイが歯槽骨(歯の部分)に比して、突出している感があります。

骨性の突出(下顎骨のオトガイ部骨稜構造)が60%、オトガイ筋の発達が40%といったところでしょうか。

※角部の突出はそれほど目立ちません。 

下顎骨のオトガイ骨削りを行うこととします。

※美容外科で行う骨切り術osteotomyとは、上か下かの顎骨および頬骨が対象です(上顎骨か下顎骨)。歯槽骨は顎骨の一部です。

「輪郭部」とは顔面骨格(顔面頭蓋)の辺縁部分を指します。輪郭部が突出していることは、いわゆる「顔のゴツさ」の原因となります。

「顔が大きい」原因は、骨の余剰か筋・脂肪の余剰か皮膚の余剰(タルミ)に分類されます。

輪郭部分の大きさは骨格的なものであり、下顎骨、頬骨、歯槽骨などの大きさや突出が原因です。

※頬・顎下部分とは「輪郭」に対して、「面」にあたります。面の「お肉のボリューム感」とは軟部組織(筋、脂肪)の余剰に起因します。
虚脱した、空気が抜けた風船のような、萎んだようなタルミとは、余剰皮膚が原因であり、これが狭義の「タルミ」と言います。

 

・「骨切り術」と「骨削り術」

「骨切り術」とは骨を切断して、動かせるようにしてから、内側にスライドさせるなどして、輪郭を小さく矯正するものです。人為的に骨折させているので、移動後はプレートやワイヤーなどでの再固定が必要です。

「骨削り術」とは骨の切断はせずに、「骨皮質」という外表の硬い部分をドリルにて切削して小さくします。骨皮質の分だけ小さくすることができます。

 

 


 

下顎骨の下縁をマーキングしてあります。直行する線は剥離、切削する範囲を示しています。

骨切り術は全身麻酔下に行いますが、口腔内では経口チューブが視野の妨げになるので、経鼻挿管にて行います。このように頭頂部にて固定します。


全身麻酔では尿管を留置します。
喉頭と尿路に当たっていた「管」の刺激のため、全身麻酔後は、喉の違和感と尿路の違和感が半日ほどあります。


口腔内の歯肉の下にて横切開(C3~C3)して、オトガイ筋を切開し、骨膜下に至り、下顎骨(オトガイ部)を露出したところです。

稜部の突出が確認されます。


ストライカーによる骨削りの様子です。
ストライカーとはストライカー社製の骨切り用「バー」および「ハンドピース」からなるシステムの総称です。
ラウンドバー、レシプロヤスリを用いて、オトガイ筋の起初部など稜部(連続した突出部)を切削していきます。


オトガイ筋付着部の突出を切削して平面化したところ。


口腔内の創を閉創します。

 


●術後 翌日  

腫れはありますが、内出血はそれほど出ていません。

目鼻口はテープで塞ぐわけに行きませんから、腫れがこうした顔面中央部に集まるのです。


●術後の圧迫

テープ固定をした上から圧迫帯を装着します。



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